資格を取得してスキルを証明!
プログラマーがキャリアアップするうえで、資格取得も有効な手段のひとつです。「正確にコードを書く」というスキルに限ると、独学でも習得する人がいます。しかし、スキルを客観的に証明するためには資格取得が分かりやすいでしょう。では、その資格はどんな種類があるのでしょうか。
応用情報技術者試験(AP)
応用情報技術者試験は、レベルアップを図りたいプログラマーにおすすめです。独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)が主催している試験であり、取得することでITエンジニアとして応用的な知識と技術を有していることを証明できます。プログラマーは実務で問題なくスキルを活かせるレベルであれば十分に活躍できますが、転職となると資格欄に記載できる資格を持っていた方が有利ですよね。応用情報技術者試験は昭和45年から続く歴史のある試験であり、第一種情報処理技術者試験としてスタートしました。その後、平成13年にソフトウェア開発技術者試験に改名され、平成21年に現在の応用情報技術者試験に改定されました。基本情報技術者試験はITの基本的な知識と技術を証明する試験である一方、応用情報技術者試験は一定の経験を積んだ方がIT技術に関する深い知識を持っていることを証明するための試験です。
Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する試験です。Javaに関する基本的な知識を持ち、オブジェクト指向に基づくアプリケーションプログラムなどを作成できるスキルを認定するものです。認定基準は1級~3級に分かれており、3級と2級は多肢選択式ですが1級となると実技試験になります。当然ながら級が上がるごとに試験の難易度も上がりますが、その分たしかなスキルを証明できますよ!
PHP技術者認定試験
サーバー側のプログラミング言語のなかでも有数のシェアを誇るPHP。JavaやC言語なども人気の高いプログラミング言語ですが、それらを抑えるほどのシェア数といわれているんですよ。試験のグレードは、初級試験・上級試験(準上級試験)・認定ウィザードの3段階に分かれています。初級試験は最も易しく、社会人1年~2年目または学生の受験を想定して試験内容が設定されています。上級試験(准上級試験)はPHPの言語仕様を理解しており、実用的かつ高度なプログラミングができる上級者向けを想定して試験内容が設定されています。認定ウィザードは、PHP技術者認定試験の最上位資格です。研究論文もしくはコードを提出して、ほかの有資格者の審査を受ける必要があります。上級試験に合格してから2年以内であることも含めて厳密な受験資格があり、合格率も極めて低いことが特徴です。
C言語プログラミング能力検定試験
Javaプログラミング能力認定試験と同様に、プログラミング言語の基礎知識を証明するための試験です。試験のレベルは1級~3級に分かれており、ほかの試験と同じように1級になるほど難易度が上がります。3級はプログラミング言語の基礎知識を証明するもの、そして1級となると業務レベルのスキルを証明できます。試験内容も、1級のみパソコンを使用した実技試験があります。こちらの資格は、取得していることによって年収アップに結びつくわけではありませんが、履歴書では十分にアピールできる資格といえます。
こっちもチェック!!
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資格を取得してスキルを証明!
プログラマーがキャリアアップのために資格を取得することは、有効な手段の一つといえるでしょう。資格がなくてもスキルがあれば仕事ができるプログラマーですが、スキルを客観的に証明する手段として資格を取得することは重要です。転職時のアピール材料になる「応用情報技術者試験」「Javaプログラミング能力認定試験」「PHP技術者認定試験」「C言語プログラミング能力検定試験」の4つの資格をご紹介します。
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思い切ってフリーランスになる!
プログラマーとしての腕一本でキャリアアップを目指すなら、思い切ってフリーランスにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。フリーランスと聞くとハードルが急に上がったかのように感じるかもしれませんが、今はフリーランスをサポートするサービスが充実しているなど、活動しやすい環境を簡単に整えることができますよ。リスク面が気になるなら、メリットと比較してじっくり考えてみましょう。実際のところを知ればフリーランスも現実的な選択肢になってくるはずですよ。
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プログラマーにもいろんな種類がある!
プログラマーの仕事は、Web系などのようなIT業界だけでなく、家電業界や金融業界など様々な分野にあり、それぞれに必要とされるスキルを持ったプログラマーが活躍しています。プログラマーから転職してキャリアアップを目指すなら、他の分野のプログラマーの仕事にはどのようなものがあるのかを理解しておくことも大切ですね。また、プログラミング言語を使ってプログラムを組むだけでなく、バグを見つけて修正することの重要性も認識しておかなければなりませんよ。